ほめるという事の効用について
ほめるって何だろう・・・
今日は休日なので図書館で本を20冊借りて読んだ。
「phaさんの知の整理術」「斎藤考さんの読書のチカラ」「カーネギーさんの人を動かす」・・・ある言葉が共通項として書かれていた。
人をほめる事の有用性だ。
さて、【誰かをほめる】ということは、中年サラリーマンの私にとって何なのか。
上司に評価される為のものか、部下に好かれる為のものか、夫婦仲をより円満にする為のものか。
いやそれはあくまで副反応的なものだろう。
私の結論:ほめるの効用は、自分自身の心が研磨される事である。
例えば部下がいくつも注文ミスによって、不良在庫を作ったとする。
本当は・・・
・こんなに不良在庫を作りやがって、赤字じゃないか。
・私が部長に叱られるじゃないか。
などと、マイナス思考が頭にふつふつと自動生成されていく。
そこに至る思考はごく自然なもので、短絡的である。
その思考は怒りであり、ストレスとなり、精神衛生上非常によろしくない。
ではどうしたらいいか。
これは、考えようによってはそれだけ多くの受注をしたということではないか。
部下「不良在庫を作ってしまいました。」私「あの難しい顧客からこんなの大量の注文を受けたのか。すごいなー、私が担当の時代では無理だった。それほど君は信頼されているんだな。」 とほめる事も出来るのではないか。
しかし、自然で楽な思考を敢えて、打消し、ほめるという思考の転換をするという事は
思っているよりもずっと困難だ。
波の流れを止め、変えるということ。
自分の弱さを認め、改めるということ。
それはまさに自分自身の心を磨くという、修行なのである。
マザーテレサの言葉より・・・
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから
逆説的にはいい運命は、いい思考からという事になる。
いい思考を身につけたいのもです。